TACPASは東海大学自動雲画像収集システム (Tokai University Automatic Cloud Photograph Acquisition System) のことです。本システムは、東海大学中島研究室長研究室が、JAXA等研究機関との共同で運営しています。

現在、以下の3ヶ所に設置されています。

TACPASには、以下の2つのモデルがあります。

モデル1:市販デジタルカメラ、魚眼レンズ、パーソナルコンピュータの組み合わせ
モデル2:市販デジタルカメラ、魚眼レンズ、Linux基盤、GPSレシーバを組み合わせ

モデル1、モデル2はそれぞれ東海大学(2006年)および宇宙航空研究開発機構(JAXA)(2011年)で開発されました。

* モデル1の構成(代々木キャンパス、沖縄地域研究センター)

Nikon D80 or D90
Sigma 8mm 2-pi lens, ND filter #2
Dell computer with Windows XP
Nikon Camera Control Pro
昼間(4:00-20:00): ISO 400, 1/160, F5固定露出
夜間(20:00-4:00): ISO1600, 13, F5固定露出

* モデル2の構成(宇宙情報センター)
Nikon D7000
Sigma 4.5mm 2-pi lens, ND filter #2
Linux基盤
GPSレシーバ
昼間(4:00-20:00): ISO 400, 1/160, F5固定露出
夜間(20:00-4:00): ISO1600, 13, F5固定露出
謝辞:
現在東京都渋谷区(東海大学 代々木キャンパス)と沖縄県竹富町(西表島 東海大学 沖縄地域研究センター)、熊本県上益城町(東海大学 宇宙情報センター)に設置されているTACPASは、宇宙航空研究開発機構、国立環境研究所、科研費、日本気象協会等の助成を受けて設置運営されています。西表島への設置と運営においては東海大学沖縄地域研究センターのご協力を得ています。宇宙情報センターへの設置と運営においては宇宙情報センターの職員の協力を得ています。

(備考)

  1. 宇宙航空研究開発機構GCOM-Cサイエンスプロジェクト 研究代表者 中島孝
  2. 国立環境研究所GOSAT(いぶき)科学研究「Development of the algorithms for cloud screening and retrieveing the cloud optical and microphysical properties using TANSO/CAI」 研究代表者 中島孝
  3. 科研費基盤(B) 21300294「地域分散型観測システムを活用した地球環境教育の実践」 研究代表者 長幸平
  4. 日本気象協会「海霧検出アルゴリズム高度化に関する開発研究」 研究代表者 中島孝
中島研究室 – Nakajima Laboratory – "Dialogue with Blue Planet"
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